ドラマを勝手に百合目線で楽しむために”片想い” 原作:東野圭吾 を紹介します。 あらすじと百合視点での感想を書きます。 ドラマ【片思い】は公式で中谷美紀さんがトランスジェンダーの役となっているので百合(といえるかはわかりませんが)シーンかはわかりませんが、2話では中谷美紀さんと国仲涼子さんのキスシーンがありましたね!
さて今回は百合シーンはあるんでしょうか?
ドラマ【片思い】 5話のあらすじ
中尾と嵯峨(赤堀雅秋)が進めていたある計画を隠すため、逃亡を続ける美月。その一方で哲朗は、被害者の母・戸倉佳枝(丘みつ子)と妻のもとを訪ね、意外な人物との関係を突き止める。そして、男として生きている美月が、事件の最有力容疑者の神崎ミツルであることを早田に話し、「記事にしないでくれ」と頼むが、早田は拒絶し去っていく。
出典:wowow
片思い 5話の百合場面は?あらすじ感想
今回も百合ドラマ的な場面は無く、前回よりもさらに多くのLGBT関係、特にトランスジェンダー(性同一性障害)の方や、それにかかわる方が多く登場しました。
今回もまた新たにトランスジェンダーの方が登場します。
今回は立石卓(戸籍交換をして現在男として生きているトランスジェンダー)の言葉がとても心に残りました。
戸籍交換をして男として生きていても、病院行く時は性別は偽れないし、何かある度にバレるんじゃないかと心配して生活しなければならない事。
“いつまでたってもこんなかよ”
本当にそれなんです…
いつになったらトランスジェンダーの方は隠さず普通に生活できるんでしょうか?
また立石卓を見ている彼女の心配そうな顔。
立石君に理解者がいて良かったなーと思います。
ストーリーも5話になり、ようやく全体の話が見えてきました。殺人事件の犯人は未だよくわかりませんが、なぜ必死に隠すのか?という理由はわかりました。
戸籍交換….
私もトランスジェンダーの友人はたくさんいますが、さすがに戸籍交換の話はまだ耳にしたことがないですね。もっと深くトランスのコミュニティーに入っていけば、もしかしたら出会えるかもしれないですが、部外者が立ち入ってはいけない領域だと思います。
日本の制度では戸籍の変更の条件は凄く高いです。1番はハードルが高いのは生殖器の切除だったと思います。私の周りでも、なかなかそこまでしている人には会いません。
みんな心は男なのに、どこかで自分の体と折り合いつけて生きているんです。
そういう事情もあって、私は片想いを見ているのがとてもつらいです。
やはりただの百合ドラマを期待される方にはちょっと向かないかもしれません。
女優さん同士のキスシーンが見たい方は2話をご覧になると良いかと思います。素晴らしいです。

片想いはFTMやMTFそしてその周辺の人々の苦悩を描いたLGBTドラマ、特にトランスジェンダーに興味のある方や当事者の方には何か響くところがあるミステリードラマだと思います。
やっぱりストーリー自体も面白いので東野圭吾のミステリーといった感じです。
本屋に行くと水谷美紀さんや桐谷健太さん、国仲涼子さんが表紙のドラマ版の小説も売ってますね。
原作は哲郎目線で話が進んでいます。
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