ドラマ【女子的生活】3話百合的なシーンは!? 家族へのカミングアウト

女子的生活

坂木司の同名小説を基に、志尊淳がトランスジェンダーの”女子”のみきを熱演。トランスジェンダーの指導には西原さつき(さつきぽん)を迎え、本格的なトランスジェンダー女子の演技にも注目です。

みきはトランスジェンダー女子で恋愛対象は女性。

百合…といえそうなドラマに本当に百合シーンはあるのか?

1話はキスシーンもありの百合的なシーンがありましたね!3話にも期待です!

あらすじ&ネタバレ

仕事のトラブルで故郷・香住に戻ることになった、みき(志尊淳)。トラブルは解消するも、その相手の家族関係に、かつての自分を重ね合わせ、ブルーになる、みき。一方、みきが家族にカミングアウトしていないことをかおり(玉井詩織)から聞かされた後藤(町田啓太)は、みきのことを心配する。みきは、自己嫌悪に陥った気持ちを吹っ切るように神戸へ戻ろうとする。そんな時、後藤(町田啓太)が香住に現れる。「心配で」という後藤に、みきはなんかほっこりするも、みきの父・富生(本田博太郎)と偶然、出会ってしまう。そして、みきは初めて「女性」の姿で家族と話すことになり・・・。

出典:NHK

ドラマ【女子的生活】3話の百合シーンは?

百合シーンと思うシーンを紹介します

 

ゆいとみき

朝から彼女のゆいの部屋でのいちゃつきシーンから開始します!!!

1話のラストではワンナイトの感じだったのに、3話ではゆいはみきの彼女になっていました!!!

2人の女子の朝からのいちゃつきシーンは最高です。

 

みきに抱き着くゆいがかわいい!!!!完全に百合!

 

ゆいは自分の地元の彼氏の事を存在しないで、生きてるのに思い出みたいにしているとみきに言います。

みきは何かを考えてるようですが…ここで後藤からの電話が来て話は中断します。

 

匂いが違う

仲村さんはみきのにおいがいつもと違うと言います!そしてみきの朝帰りを見抜いています!!!

仲村さん、さすがですね!仲良しのみきの事はよく観察してるんですね!

ドラマ【女子的生活】3話の感想ネタバレ

 

女子的生活第3話のテーマはカミングアウトと家族の理解ですね。

 

まずテレビ神戸の中の人特集の為にみきに出演のお願いをする担当者は、いろいろと御託を並べますがみきは”ぺらぺらで言葉が全然入ってこない”と評価します。

テレビでLGBTを取り上げるというか、カミングアウトさせるって、みきも言っているように”見世物にしたい”と言う事ですよね。しかも”田舎の家族も喜ぶ”と担当者は言っている訳ですが、家族へのカミングアウトをしていない場合、そして地元の知り合いが見て、それが家族にどんな影響になるのか…

このテレビ局の担当者は全く分かっていませんね。

 

言葉がぺらっぺらというのには納得です!

 

いや、テレビに出たい人ももちろんいると思います。ですがそれはあくまで本人が選択することで、みきも自分の選択で出演を断っています。

 

世間に知ってもらう事、カミングアウトすることが必ずしも良い事でなく、全てのLGBTが望んでいる事ではないという事です。

 

そして話はそのままみきの兄と弟、つまり家族へのカミングアウトへと話が移っていきます。仕事の都合で地元へ帰らなければならないみきは女装のまま向かいます。

 

そして仕事で出会ったテキスタイルのデザイナーの母親の言葉の、”恥ずかしい”は田舎特有の考え方なんでしょうか?家族がニートでも、家族がトランスジェンダーでも、本人ではなく家族が”恥ずかしい”と考える日本のメンタリティーはどうかしてるんじゃないのかと思います。

 

そして母親から逃げられないデザイナーに”距離を置く”という事を提案しています。これは冒頭でゆいが言っていた、離れた方がきれいな思い出に見えるといったことを踏まえ、家族の呪縛につかまっているデザイナーへのアドバイスだったはずが、、、、

このデザイナーは最後にみきに”男の方なんですよね?”と確認をしますwそして”やっぱり、さすが都会、都会だとこうゆうのも許されるんですね”と失礼な事を言います。

 

みきは”許されるってなんだ”と言い、火つけられたとイライラしています。

 

ほんと、許されるって、何に許されるんでしょうか?

 

したい格好をしている事、自分の生き方の問題をどうしてだれかに”許されないとダメだ”と考えてしまうのでしょうか….

 

そして帰り道、本来なら家族にすらしっかりカミングアウトをしていないので、地元へ帰る場合は男の格好で帰るはずだったのに女装のまま帰ってしまった事で、駅で偶然みきの父と出会ってしまいます。”お互いを関係の外に置くことで平穏に暮らしている”と言っていたみきの家族です。

 

家族との微妙な関係をうまく表現していますね、このシーン。

 

父親は女装したみきを一目見ただけでちゃんと息子だった”幹夫”だと気づき、”久しぶりだな、帰って来たのか?”と言います。

この最初のよそよそしい感じがリアルだと感じました…

 

父親はみきを喫茶店に誘い、みきもおとなしくついていきます。

父親は”うまくいったのか?仕事”とか、”ちゃんと食べてるのか?”とかいろいろ聞きますが最終的には”楽しくやってるならそれでいい”と言います。

やはり親は子供の体調とかが1番心配なんですね。

 

そして父は”今日は家には泊まらないのか?”と優しい言葉をかけます。

 

ところがそこにみきの兄が現れ、”なにしに来た?”といきなりキレて、後藤の事を”彼氏”だと勘違いして殴ります。みきに”なんでそんな格好で帰って来た?誰かに見られたらどうする気だ?そんな姿ここで見せるな。地元の奴らに見られたら、みきのせいで家族が苦しむ”と怒ります。

”高校の時に、みきの女装の事がバレて変に思われたらどうしようと悩んで苦しんでいた”と言ってみきを責め続けます。

 

みきは謝りますが、兄は”開き直りやがって、どうどうとチャラチャラした服着やがって、キラキラした爪しやがって、どうせろくな仕事なんかできやしない。自分のことも受け入れないで、ちゃらちゃらした格好に逃げ込んでる奴なんかには”と、みきを責め続けます。

 

みきはついにキレて兄を殴ります。”私はこの格好が好き、ファッションが好き、だからこの仕事をしてるの、だからこの服を着るの、だからこういう格好をするの。別に逃げているわけじゃない。”

 

みきは”お兄さんがすきなものは何?”と聞くと兄は”みきが好き勝手やってるから俺はこの街から出られない”と言ってつかみかかります。

 

そこに父が”女に手をあげるもんじゃない”と。そして”一番苦労したのは幹夫なんじゃないんかい?”とみきに声をかけます。

 

そんな父親を見て兄は”みきおは普通じゃないんだよ、そんな奴が家族にいるなんて耐えられないだろ。こいつは俺たち家族をみんな不幸にして…”と父親にも文句を言い始めます。

 

ですが父は無視してみきに”おまえは不幸なのか?”と問いかけます。みきは”今は別に不幸ってわけじゃない”と答えます。

”幸せなんか?”と聞く父親に、みきは”はい”としっかり答えます。

 

それを聞いてうなづいて、”ならいい”と言います。”子供の幸せを願わない親なんていない…俺は俺の子供が不幸になってほしいとは思わない”と。

 

父親かっこいい!!!!!!!!!!

 

そして最後に父親は”体に気をつけてな、みき”と!!!!

 

今まで幹夫と呼んでいた父親がついに”みき”と呼びましたね!

そして最後には兄もみきに名物のカニを送ってきますwでもみきは”この爪で食べて見せろ”って、と言いますが、後藤は単純に喜んでいます。

後藤ほんと良いヤツ!!!!

そしてみきにカニをむいてあげてますwほんと良いヤツ!笑

 

今回も百合ドラマというよりはLGBT要素が強かったです。しかもテーマが家族へのカミングアウトのような感じで、みきの父親と兄の意見はそれぞれ実際LGBTが家族にいる人の意見をうまく台詞に取り込んでいたと思います。

兄ほどあからさまな嫌悪を示す人は少ないかもしれませんが、全員が父親のように理解してくれるわけではありません。

でもこのみきの父親はみきのつらさを理解して最終的には”みきお”ではなく”みき”と呼び、みきをしっかり女として扱っています。

 

本当に素敵な父親です!

 

セクシャリティーに悩む全ての人の親が、このみきの父親くらい物分かりが良ければ、当事者の家族に対する悩みも少しは減るのになぁと感じます。

でも実際は兄のような考え方をする人も少なくなく、家族へのカミングアウトをしているのは多くは無いのが現実です。

 

今後もっとセクシャルマイノリティーへの理解が進んで、家族へのカミングアウトで悩む人が減ったらいいなーと感じました。

そして今回は百合ドラマ的には1話で寝たゆいちゃんがみきの彼女になっている事にびっくりです!

 

やっぱりもう百合ドラマというよりはLGBTドラマ、トランスジェンダーのドラマとして見ていますが、結構リアリティあって良いです!

女子的生活は全4話なので次回で最終回ですが、LGBTの何をテーマにしてくるのか、そしてどんな百合シーンがあるのか楽しみです!

 

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