坂木司の同名小説を基に、志尊淳がトランスジェンダーの”女子”のみきを熱演。トランスジェンダーの指導には西原さつき(さつきぽん)を迎え、本格的なトランスジェンダー女子の演技にも注目です。
みきはトランスジェンダー女子で恋愛対象は女性。
百合…といえそうなドラマに本当に百合シーンはあるのか?
1話はキスシーンもありの百合的なシーンがありましたね!3話ではみきが家族にトランスジェンダーという事をちゃんとカミングアウトし、家族のそれぞれの考えが聞けた回でした、すごくよかった,,,
4話の最終回ではみきはどうなるのか?そして百合シーンはあるのか?
早速見ていきます!
あらすじ&ネタバレ
突然、家を出ていく後藤(町田啓太)。久しぶりの「女子的生活」を満喫するみき(志尊淳)だったが、どこか寂し気。そんな中、仕事関係でセレブ合コンに借り出されることになった、みきとかおり(玉井詩織)だったが、そこでマナミ(土村芳)という天然セレブと出会う。マナミはみきのことを気に入るが、みきはマナミの女性としての天真爛漫さに気おされてしまう。そんなことを気にしないマナミは、みきの家に押しかけてくる。そんな時、後藤(町田啓太)も戻ってくる。そこにマナミの婚約者ケンイチ(山口翔悟)も現れて、事態は大混乱に・・・。みきに「君のような人間はマナミに関わらないでくれ」と言うケンイチ。そのことにキレた後藤はケンイチに食ってかかる。その様子を見ていた、みきが突然、部屋を飛び出して行き・・・。
出典:NHK
ドラマ【女子的生活】4話の百合シーンは?
百合として見れるかな?という場面を探していきます
①男の舌は中2
みきは後藤の舌が”卵”があればなんでもおいしいと感じる事を、会社の仲村さんとかおりちゃんにディスってますww
3人はいろんなものをディスりながら仲良く仕事をしていますw
ホントこの3人は仲良し!!
もう正直、みき、仲村さんじゃだめ?って思います。
②結婚しようかな
ゆいはみきとのデート中に、”結婚しようかな、地元の彼と”と言います。みきは驚いてますが何も言わず”かわいいなーと思って”と誤魔化します。
でも”なんで?”と理由を聞くと、ゆいは”ずっとこのままじゃいられないなーと思って”と。
彼氏が会いに来て、指輪をゆいに渡し、触ったらあったかかったとゆいはみきに言います。
みきは何も言わず、”乾杯しよっか、ビッチのみらいに”と!!!
本当は傷ついてるのに”幸せになってね”と声をかけるみきはカッコイイです!
③若者向けの交流会
みきとかおりはカフェで2人で落ち込んでいましたが、かおりが誘われた”若者向けの交流会”が合コンだと気づくと2人で狩りに出かけますwwww
1話以来の合コンですね!!
合コンでのマウンティングシーンは楽しいwwww
そしてみきが狙った子に、目線を配っただけで、超かわいいセレブの女の子がみきの隣に座ります!
なにこのみきの技術!!!笑
でも遅れて来た主催者の子のおかげで会が少し変な雰囲気になり、しかも実はこの会がまなみとケンイチの婚約披露パーティーという事が発覚します。
そこでみきは主催者のまなみに優しくして、まなみがみきと”お友達になりたいな”と言い始めます!笑
みきは一生懸命なまなみを断れずに連絡先を交換します。
百合…?笑
みき、モテてますね!!!
③そういう生き方が正しいって刷り込まれてるから
若者向けの交流会の帰りに、みきとかおりは公園で話をします。変な酔い方をしたかおりはみきに”孤独死が怖い、結婚してもオールクリアになるわけじゃないのに”と、いつもとは少し違う事を話すと、みきは”そういう生き方が正しいって刷り込まれてるからじゃないかな?”と言います。
”そういう人生こそが人として全うだ”と。そうするとかおりは”むかつく”と言います。
このまま2人はどうかなってもおかしくない雰囲気だと思うんですが….
仲良し3人組でみきは仲村さんの方じゃなくてかおりの方でしたか。。
⑤まなみに気に入られるみき
まなみがみきの事をいたく気に入って、毎日みきと一緒にショッピングしたりマッサージをしたりと連れまわしてます。
まなみ→みき??
でもみきは疲れ果てて、勘弁してくれと言ってますねwwwww
そしてついにみきの家に押しかけますw笑
みきの誕生日のお祝いに….笑
みきは戸惑いながらもまなみの誕生日の料理を受け入れていきます。高級なワインや干しブドウ、そしてチーズ。
おいしい食べ物はみきの態度も軟化させたようです!
まなみ→みき やっぱあり?????
後藤に”みきの彼女?”と聞かれ、まなみはすごくうれしそうでした!
⑥まなみを心配するケンイチ
まなみの婚約者があまりにもひどい態度でまなみにもDVのような態度を取るので、みきはまなみの心配をします。
ちょっとまなみに引き気味だったみきも、食事の効果かまなみの心配をするようになってます!
ドラマ【女子的生活】4話の感想ネタバレ
4話のテーマは?と聞かれるとちょっと難しいです。
私的に判断すれば、”社会の偏見”といったところでしょうか。
冒頭からみきは彼女のゆいが結婚すると聞かされ、何も言わずにおとなしく身を引いています。しかしこれは、身を引く以外に方法はなく、実際みきは後に梅酒を口にする場面ではゆいの事を思い出しています。
実際のみきのような立ち場の方も毎回このような思いをされているのでしょうか?
いや、あくまで浮気としての付き合いだったので、これは全ての人に当てはまりますね。
そしてみきは若者の交流会、いわゆる合コンに参加し、超お嬢様のまなみに気に入られます。まなみはみきが元は男性という事を知って過剰に友好的に近づいてきます。
逆にまなみの婚約者の金持のケンイチは、みきに”女好き”とか”普通じゃない”という失礼な発言をします。
そしてみきはいつもの煽りと言いながらも、やはりイライラはするようです。
元男性とわかって近づいてくる人には2種類あって、まなみとケンイチはその両極端でした。ものすごくわかりやすい対比がされているのではないでしょうか。
後藤の接し方、会社のかおりや仲村さんのみきに対する接し方とは少し違いますね。みきのような存在の人に対する接し方もいろいろあるんだという事がわかります。
そしてまだまだ差別というか偏見というのは残っているんだなと感じました。特にケンイチの”ただの女好き”とか”女の格好をしてれば女に近づける”とかはその最たる例ではないでしょうか?
そして失礼なケンイチは後藤にもみきと同居する事に対して”すごい覚悟だな”と言います。みきはケンイチの煽りや失礼な態度を全てスルーしていますが、後藤はケンイチに喧嘩に売ります。
後藤は”あんたに小川の何がわかる”と。後藤は自分への態度で怒ったわけではなく、みきへの無礼な態度や発言を重ねるケンイチにキレているんですね。
みきはキレた後藤の発言に”恥ずかしい”と言って家から飛び出してしまいます。
でもそれを探しに来る後藤。
ほんと後藤は良いヤツです!!!
そしてみきの誕生日にお祝いして、みきも後藤がしばらく家に泊まる事を許します。
そしてみきは後藤に”ありがとう”と言います。
なんでしょうか、この何も解決してなかったし、スッキリしない感じは。
やはり4話では伝えたい事はきっと完全には伝わっていないという印象です。しかし、女子的生活は、全体を通してセクシャルマイノリティーの何気ない日常をすごくよく表現していたのではないでしょうか?
セクシャルマイノリティーに対する周りの反応、偏見や差別や無関心。あえて聞く人、聞かない人、一時的な楽しみの相手にする人、どんな格好をしていても昔からの人間性を見ている人。
今、ようやく世間でもLGBTやセクシャルマイノリティーやトランスジェンダーをいう言葉が知名度を上げ、隠れていた当事者が世間に少しづつみやすくなっていくでしょう。
その時に自分はどうな感じで接するのか考えるいい機会をくれたドラマだと思います。
私の友人の中にも女装の方や、トランスジェンダー(みきのような方)もいますが、このドラマを見て、こんな時はこんな風に考えてたのかな?
こんなひどい事を言うやつも本当に実際いるんだなーという確認をすることができました。
後藤や会社の上司の佐倉や、みきの父親、ゆい、そして同僚のかおりと仲村さんのように、人間の本質を見極めて自然に接することができる人間になりたいと強く思いました。
女子的生活はやはり百合ドラマとしても視聴できますが、セクシャルマイノリティーやLGBTやトランスジェンダーをいった存在の事がわからない人こそ見るべきドラマでした。4回で終了してしまうのがとても残念です。
もし身近にこのような方がいたら、どう接したらいいのかという参考になるようなドラマなので是非一度視聴してみて欲しいです。
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