ドラマ【アンナチュラル】3話の百合シーンは?女性差別?

アンナチュラル

『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家・野木亜紀子と今ノリに乗っている女性スタッフたちを中心に一話完結の法医学ミステリー『アンナチュラル』

主演の石原さとみが今回演じるのは、日本に170名ほどしか登録がない“法医解剖医”三澄みすみミコト。毎日運び込まれる“不自然な死”(アンナチュラル・デス)」の怪しい死体を、クセの強いメンバーたちと共に解剖する日々。さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく。

スタッフ、出演者共に女性が多いので百合ドラマとして視聴可能かどうか?3話もとても楽しみです!

あらすじ&ネタバレ

ミコト(石原さとみ)は半年前に発生した“主婦ブロガー殺人事件”の裁判に、代理証人として出廷することになる。被告は被害者の夫の要一(温水洋一)。殺害の動機は、妻からの精神的DVによるものだと罪を認めていた。しかし裁判で証拠として提出された包丁が本当の凶器ではないことに気づいたミコトは、凶器の矛盾を指摘。それを聞いた被告の要一も、一転して無実を主張する。

裁判は大混乱になり、検事の烏田(吹越満)はミコトに激怒。検察を敵に回すと警察庁からUDIへの補助金にも影響があるのではと所長の神倉(松重豊)が心配する中、ミコトは事件の真実を明らかにするため再び法廷に立つことを決意する。白いものをも黒くするという異名をとる有罪率99.9%のやり手検事とミコトの法廷バトルが始まる!

出典:TBS

アンナチュラル3話視聴率

アンナチュラル第3話の視聴率は10.6%でした!

ドラマ【アンナチュラル】3話の百合シーンは?

百合シーンと思うシーンを紹介します

 

フルフル

携帯が水没したミコトは夕子と一緒に携帯ふるふるして連絡先交換しています!

さっそくいちゃついてる!!!!!

絶対過剰にふるふるしてるでしょ!!!笑

 

感情的な女みたいになってたよ?

夕子は2回目の裁判の後、ミコトに”感情的な女みたいになってたよ?”と笑って言うと、ミコトも”どうもありがとー”とふざけて深々と頭を下げるいちゃつきっぷり。

夕子の慰め方は最高ですね!一緒に怒るでもなく、大丈夫大丈夫と無理に励ますでもなく。

この夕子とミコトの関係は良い….

 

でもこの後、ミコトが烏田に”あなたのような女性に弁護側についてもらって良かった”と言うのを聞くと夕子は鬼の形相で烏田を睨みつけますwwww

 

それを”だめだめ、感情的になったら負けだから”と今度はミコトが抑えますw

夕子”負けだけどにんげんだもの”

ミコト”感情的になるべき?”

夕子”べきじゃない?”

 

と言い、2人で巨大な肉の塊を購入して、包丁の刺し傷の実験を始めますw

 

やっぱこの2人のコンビは良いですね!

 

断られても調べ続ける

ミコトは母親のアドバイスによって、被告人に証言を断られつつも、凶器がセラミック包丁ではない証拠を探し続けます。

そんなミコトに付き合う夕子はさすがです!

ミコトのひらめきに答えを出していきます!

そして傷口を保管していたホルマリン液から重要な証拠になりそうな物質を発見します!

 

ホントにナイスコンビ!あっいや公式HPによると「パートナー」

 

ミコトにびしっと言って欲しかった

裁判で無事無実が証明されましたが夕子は”ミコトにビシっと言ってほしかった”と言うとミコトは”仕方ないでしょ、オンナは嫌だって言うんだから”とあきらめたように言います。

 

ミコトの悔しさはきっと夕子にはよくわかっているんじゃないでしょうか?

オンナということで悔しい思いをするのは女にしかわからないですから…

ここも夕子とミコトはナイスパートナーって感じでした。

ドラマ【アンナチュラル】3話感想&ネタバレ

アンナチュラル3話では、テーマは予定外の証人、野木さんによれば「傷跡が一致するかしないか」だけに注目して作られたようで、法廷のシーンは「リーガル・ハイ」を参考にされたとtwitterで発言していました。

しかし私は今回は裏テーマとして別のものがあったと考えます。それは”女性差別”や”専門職の軽視”です。

 

まず登場する検事の烏田ですが、初対面の時から女性であるミコトを軽視していました。ミコトが資料の保全をしてあるし、追加で調べる事ができると提案しても、”余計な事を考えなくても結構、聞かれた事を書かれたとおりにこたえてください。それぐらいはできますよね?”と少し軽視したような発言をします。

 

ミコトも最初は烏田の言う通りに言われた事に書かれた事だけを淡々と証言します。

 

が、途中で3DCG映像を見て明らかに傷口と凶器の違いに気づき、書かれた事以外の事を答え証拠として提出された凶器が狂気ではないと発言し、結果被告人の証言に立つことになります。

 

しかし再開された裁判では、裁判員は全員年配の男性で裁判長も保守的な人だからという理由でまずは弁護士からシャツのボタンをしめてくださいと言われ、裁判で不利になるかもと注意を受けます。

 

検察側の証人に立ったベテランの法医学者も自分の解剖件数が15000という事を持ち出し、ミコトの所見を”女性だということでちやほやされるけど、未熟ながらいっぱしの口を利く女性研究者が増えているので、信用に値しない”と発言します。

 

さらに検事の烏田もミコトをわざと煽るような発言をし、”人のせいですか?責任転嫁は女性の特徴です。”、そして”神聖な司法の場が女性の気まぐれで振り回されるのはゆゆしき事態です”と。

加えて”自己顕示欲が強いのは結構ですが、法廷はあなたの自己アピールの場ではありません”

と最強にむかつく発言をします。女性をひとくくりにした侮辱発言に

 

”オンナ、オンナって、あなたは生まれてくるとき選べたんですか?誰だって選べませんよね?”とミコトは感情的になってしまいます。

 

でもこれは、多くの女性が感じている事で、こんな言われ方をしたらキレて当然でしょう。。これで感情的にならない方がどうかしてるんです。

 

しかも法廷の外でも烏田はミコトに”あなたのような女性に弁護側についてもらって良かった”と最高の侮辱発言を残して去ります。

 

この辺りでは最高いイライラしてました!笑

 

そしてこの法廷の様子は2話に出て来た”マスゴミ”によって「ヒステリー女法医学者」扱いされ記事になってしまい、ミコトも目にしてしまいます。

ミコトは最強に不機嫌な顔をします。当然です。

 

しかも被告人はミコトの法廷での様子を見て、罪を認ることにしたのは”オンナっていうのは都合が悪くなると人のせいにして、あげく被害者面するんです。自分の損得でしか動かない。私の人生、オンナなんかにはあずけられません”だと発言します。

この発言に関してはミコトの弟が”こじらせてるなー”と言いますが、ほんとこじらせてると思います。

都合が悪くなると人のせいにして、被害者面する男だっていっぱいいるでしょ!

 

ミコトの母親はネット上で”男対女になっている”

「声が小さい人や気が弱い人が損しちゃう世の中なのよねー」と言います。

これは最近の世相を反映しているのでしょうか?

 

そしてミコトは裁判の証言を中堂さんに任せ、自分は中堂の件を引き受けます。自分のプライドよりも被告人の為になる方法を選択します。

 

そして中堂はミコトの調べた鑑定を基に烏田の主張を全て論破していきます。そして不遜な態度で烏田を煽って”感情的になるな”と烏田に言い放ちましすwwww

そして中堂にお礼を言う被告人に”ふざけるな、女は信用できないとかクソ小せぇこと言ってるから俺が駆り出されたんだ。”と。

 

今までの中堂さんのふざけた態度も発言も全部帳消しにしてあげたいくらいの活躍ぶりでした!

 

でもマスゴミの記者はミコトの事を”烏田との闘いにしっぽまいて逃げた”と言いますが、ミコトとしては”法医学とは何なのか?”という問題で、”法医学は法治国家に必要な学問。法医学がおざなりにされるってことは、無法の国になるってこと。無法の国住みたい?だから今日の所は法医学の勝利ってことで良しとしとくの”

 

と、女だから嫌だと言われた事も全て飲み込んで、無理やり納得させたように感じました。こんな場面、普通に生活してれば女性なら出会う場面ですよね。

夕子は”理想は遠いねー”と同じように諦め、

でも所長は”I have a dream.いつかあらゆる差別のない世界を。諦めない事が肝心です”

 

そうなんです、所長の言葉に詰まっています。あらゆる差別のない世界を作るには諦めない事が肝心。

 

途中まで視聴していて女だから女だからと言われまくって、とてもいい気分でもないし、ミコトもきっと今、多くの女性がやってるだろう賢い選択をして、実利を取っています。こうするしかない諦めの感情が、すごく伝わって来てなんとも言えない気分になりました。

ちょうどtwitterでは「女性だけの街」論争が起きていたり、電車内で出産した妊婦など、女性対男性のような構図になっている場合が多いです。

 

それを野木先生は女性が総じてこのような扱いを受けていること、また社会の根底にある”女性像”というものが、いかにステレオタイプであるのかを、ディスるまではいかなくてもギリギリのラインで責めていたと思います。

だって検事の烏田も”感情的”になっていましたよね。

 

凄いバランス感覚。

 

これ以上強く女性差別を主張しても男性からの反感を買うだけですし、きっと男対女の構図にしたいわけではないんです。

というかそもそも男対女ではないんです。

 

この着地ならきっと逆差別という男性からの批判もないでしょうし、女性からの不満もないと思います。なぜなら今の社会が実際こうだから。

 

その現実社会上手く反映させ、そして希望は所長の言葉で”あらゆる差別のない世界を。諦めない事が肝心”という言葉に託している。

 

凄く良い回だったと思います。

 

他にも気になる点としては、”厚生省の天下りの所長”とか、世間をにぎわす言葉が満載でした。また事件についても弟が姉刺し殺すというのは最近話題になった富岡八幡宮の女性宮司殺害事件がサッと思い浮かんでしまいました。

 

野木先生がどこまでニュースを意識してるのかは不明ですが、野木先生の脚本には1話から現実を連想させる事件が登場し、話題になっているし、本人も認めています。

それくらいこのアンナチュラルは現実を反映しているドラマなんだなと感じます。

 

次回も楽しみです!

 

ちなみに1番笑ったのは中堂さんの”クソ”が108回の場面ですw

見逃した動画を無料で視聴するには?

注目の「アンナチュラル」ですが、見逃してしまった、またはもう一度見返したいという人もいらっしゃると思います。

そんな時に便利なのが動画配信サービス「paravi」です。

TBSのドラマだったら放送後1週間はHPから無料視聴できるので、いろいろな最新ドラマやタイミングによってアンナチュラルも視聴可能です。

 

最近TBSのドラマは逃げる恥だが役には立つ、コウノドリ、日曜ドラマなどなど話題作品が多数。paraviは加入すればTBSの番組がかなり見えるのでお得ですよね。

 

他の動画サイトに登録しているけど、アンナチュラルだけ見たいと言う方はブルーレイにもなっていますのでこちらでの購入をお薦めします。

アンナチュラルはドラマとしても名作といえるので持っていて損はないBOXだといえます。

 

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