ドラマ【anone】2話感想&ネタバレ
2話でも心に突き刺さる言葉が多く出てきました。
「裏メニュー」
世の中には表に出ない金があって、店を乗っ取られたのも警察に捕まらない裏メニューで乗っ取られたと言うるい子。
これは法律の中でなら何をしても良いと言っているようなものですね。
店を取られるカレー店の店主持本(阿部サダヲ)をるい子は強引に連れ出し、ドミノ倒しに並んだままでいいのか?と100円を握らせて川に投げさせます。
そして持本とるい子は裏メニューの生き方をするため、「裏メニュー」があると思い込んだ林田印刷所に強盗に入るというストーリーでした。
ここに重なってくるのが亜乃音とハリカ。
偽札を使って”希望”を買おうとするハリカに困っていた亜乃音ですが、娘の写真を見つけてきたハリカと一緒に、その写真に写るラーメン屋に行って娘の影を探します。そして泊まる場所の無いハリカを家に泊める亜乃音。
亜乃音は包容力もあって優しい人物だという事がわかります。
その夜2人は親子の関係について話す中で、亜乃音の傷をハリカが癒し、ハリカの傷を亜乃音が癒し、2人は少し距離を縮めていきます。
この2人の語るシーンは悲しい雰囲気と暖かい雰囲気が混ざっていて、一言も聞き逃したくない台詞が多いです。
特に印象に残っているのは、ハリカが偽札を持ったとき
“目は騙されたけど指は気づく、暗い所で知らない人の手を繋いでしまったみたいだ“と言った事を、亜乃音は娘の本当の母親が現れた時に感じた”知らない人の手をつないでるみたい”というセリフにリンクしている点。
そして”愛された事が無い人は、愛することができない“と言うセリフのそれぞれの解釈の違いです。ハリカは”愛された事が無い人は人を愛する事が出来ない”だから亜乃音の娘は、その子供を愛している。
つまり亜乃音は血のつながらない子供をしっかり愛していたんだよと亜乃音に言います。
しかし亜乃音は”愛された事が無くても、人を愛することができる“とハリカに言います。これは多分、ハリカが亜乃音にかけた優しい言葉があり、ちゃんとハリカは人を愛せるんだという事を伝えようとした言葉です。
印象に残る台詞が多くて、考えさせられる事も多く、でもストーリー自体が先が気になる展開なので次回も見逃せないです!
百合シーンとしてはハリカのビジュアルを楽しむ事と、ハリカと亜乃音の関係が親子ではなく百合に見えるもう少し何か印象的なシーンか台詞が欲しいところですね。
いまのところ、どうしても親子関係に見えてしまう感じがします。
また新しい登場人物も含め今後に期待です!
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